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春のクラフトジン

ご無沙汰しております。

すっかりサクラも満開で春まっさかりですな。

今回は春っぽいジンを見つけてきたので感想をば。

 

・東経135度線

明石のジン。実は春っぽくはない。たまたま紛れ込んだ感じ。

ロックで飲むとロンドンドライジン。スタンダードな味わいの中にほんのり和のフレーバー。

山椒の辛味と柚子の香味が引き立ち、王道の味わい。

トニック割りで柑橘感突き抜け、複雑な香味とめちゃくちゃ相乗効果。トニックの爽やか甘ビターがたまらん。

トニック割りの優勝。

 

・桜蔵(さくら)

長野・仙醸(地酒蔵)の醸造。

45%なのでロック刺激強い。水割りで甘く柔らかな口当たり。雑味の無さは米由来特有。さすが。

ほんのり桜。というよりサクランボの香味。桜の葉を使用しているが香味はサクランボ。

トニック割り・・イイ!!アメリカンチェリーフレーバー。トニックに乗って香味が全面に出てくる。

水割りの滑らかさとは相対的に心地よい刺激とチェリーの香味。しかし香料くさいチープさはなく、深い。

これまたトニック割りの優勝

 

・薫衣草(ラベンダー)

グンマー産。びっくり。ロック、ストレートで口に含むと暴力的なラベンダーの応酬。口いっぱいにラベンダーをねじ込まれた感。そして薬草系の香味。凄すぎ。ここまで抽出できるものなのか。風味を超えてラベンダー汁。

水割りは柔らかく飲みやすくなる YASOジン(越後湯沢の香草系ジン)に共通する深く複雑な薬草風味。

ここで変化球「ほうじ茶割り」HOT。イイ!リッチなハーブティーに。うまい。アルコールの雑味全く感じず、洗練された味わい。

トニック割りは苦味、香味、甘みが加わり、複雑なのに飲みやすいスッキリ味。これも若者受けしそう。

 

・ビーフィーター PINK STRAWBERRY (イギリス・ロンドン)

ピンクです。明らかな香料と着色料にうさん臭さを感じざるを得ない。

しかし、これはこれでチープもとい、カジュアルに旨い。水割りで程よいジンらしさ、ほのかに甘く香るイチゴ風味。

絶対フローズンカクテルにしたいやつ。

トニック割りにしてみると複雑な香味とほろ苦さが加わり、単純に旨い。こだわり派には勧めないが、マジで美味しいイチゴカクテル。トニック割りの優勝。

 

というわけで、たまたま今回は「トニック割りの優勝」という共通項がありました。

ハズレなし。是非お試しください。

 

それでは。